私が新たなアルバム制作を開始しようと考えたときに、自分が「True Delusion 」で探求し始め、 「Stuffed With/Out」まで続けたものに引けをとらないものにしたいと思いました。 私は何か新しいものをサウンドに取り入れたかったのです。 エレクトロニックよりはアコースティックなもの。 信じないかもしれませんが自分なりのジャスのレコードを制作したかったのです。 それはシネマティックでナイーヴ、映像的なアルバムです。新作では、 ピアノをメインの楽器に選びました。そして、ミニマルに、 メロディアスで倍音的にそれを用いたかったのです。なので、 ストックホルムの学生施設のリハスタで自由時間があった時に最初のピアノ・ スケッチを作り始めました。それらのセッションやカーコイでのちに作ったピアノの素材をかき集め、 ジャズ的な考えでドラムを次に入れることを考えました。 地元のドラマーとのいくつかの不毛な会話の後、Jason KahnとMartin Brandlmayer(Radian) のアプローチが好きだったので、彼等にドラムをお願いすることにしました。 彼等のパートが終ったあと、それでもいくつかの曲でパーカッションが欲しかったので、 自分でスネアやシンバルを購入し録音しました。その頃には自分がクリメア(ウクライナ) で録音した、とても良い感じのフィールド・レコーディングがあったので、それを付けたし、 いつものギター、グロッケン、口ハーミニカ、ハープ、 チベット式ボウルなどを加えて完成させました。